市販薬の選び方 〜風邪薬編〜

風邪薬でオススメするのは、

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上記成分を有する薬剤です。

前提

前提として、一般的に風邪を治療する薬は処方薬・市販薬いずれにおいてもありません。風邪を治すのは、あくまで自分の免疫能力です。

そのため、ここで紹介する薬は、風邪を治すためのものではなく、つらい症状を抑える場合に選択肢になる薬になります。

アセトアミノフェンは、熱や痛みを和らげる成分です。風邪による発熱や頭痛、不快感を改善する効果があります。［1］

デキストロメトロファンは、咳が出るのを抑える成分です。風邪による咳症状についても、効果は小さいですが、症状の改善が認められています。［2］

カルボシステインは、からんだ痰を切りやすくする成分です。痰のからむ咳を改善する効果があります。［3］

アセトアミノフェンは、肝臓が弱っている方は使用できません。しかし、他の解熱鎮痛薬は使用することができない胃・十二指腸潰瘍の方や、腎臓が弱っている方、過去に他の痛み止めで喘息の副作用が出た方でも使用できます。

デキストロメトルファンは、副作用で眠気がでることがあります。服用後は車の運転などの機械操作は避ける必要があります。

カルボシステインは、過去に服用してアレルギーが出たことがなければ、どなたでも使用できます。また、固有の副作用もありません。

オススメの2種類の値段は下記のとおりです。

同じ系統の別の薬の値段は下記のとおりです。

比較してみると、同じ系統の薬より特別に高いわけではありません。

※価格は最小包装単位のメーカー希望小売価格で比較しています。一般的に、一箱あたりに含まれる薬の数が多いほど価格は安くなります。しかし、薬は効果に個人差が出ることもあるため、初めて使用する薬は最小単位での購入をおすすめします。

今回オススメした3種類の他にも、風邪薬には以下の薬があります。

抗ヒスタミン薬＋プソイドエフェドリン

デキストロメトロファン＋グアイフェネシン

生理食塩水鼻スプレー

風邪薬については、

有効性・・・熱や痛みにはアセトアミノフェンの有効性が認められている
　　　　　　咳に有効である単独成分の薬はデキストロメトルファン
　　　　　　痰に有効である単独成分の薬はカルボシステイン
安全性・・・アセトアミノフェンは肝臓が弱っている方は使用できない
　　　　　　デキストロメトルファンを服用中は機械の運転はできない
　　　　　　カルボシステインは特有の副作用なし
経済性・・・同系統で比べても特別高い値段ではない

上記を考慮すると、

アセトアミノフェン（熱がつらいとき）

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デキストロフメトロファン（咳がつらいとき）

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カルボシステイン（痰がつらいとき）

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症状に応じて上記のいずれかの使用をおすすめします。